【観劇記録】ミュージカル ウィキッド 2025.6.7マチネ【感想】

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感想

こんにちは、macaronです。

今回は2025年6月7日に大阪で観劇したミュージカル ウィキッドの感想です。

なんとか2回目見る事ができて良かったです!

ちなみに、観劇直前に映画を見に行こうと思っていたら、私の地元では既に上映終了しておりました……。

なんでよ!!後編開始くらいまで上映されるのかと思っていたよ。

まあ、繁忙期+フランケンのダブルコンボで後回しにしていた私が悪いのですが。

それでは、次からネタバレありの感想になります。

どうぞ!

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キャスト

感想

二人の友情がストレートに響いた

なんだろう……。

もう初っぱなから涙が溢れてしまって、自分でもよく分からない状態になっていた。

「誰にも愛されぬまま 一人死んでいった」

とオズの人々に笑顔で歌うグリンダが、捌ける瞬間、学生時代のエルファバに手を伸ばしたのでもう耐えられなかった。

何よりもグリンダ自身がエルファバを愛していたのだと、その心境が見え隠れどこじゃなく、完全に溢れていて苦しかった。

この冒頭のシーンって、物語的にはラストシーンの後だけど、実際にはまだその日の芝居は何も積み上がっていない状態じゃないですか?

それでここまで情緒を乱してくるの、凄いな……。

今回はめちゃくちゃエルファバとグリンダの友情がストレートに響いた気がする。

友情と恋愛のバランスが丁度良かったように感じたのも、キャストの組み合わせもあるかもしれないのですが、一度見ているというのも、もしかしたら大きいかも。

特に、前回とても苦しく感じてしまった「あなたを忘れない」。

エルファバは、自分が本当は死ぬわけじゃないのに、「私の夢を叶えて」とグリンダにどういう気持ちで言うの……と前は思ってたのだけど。

今回も全くそう思わなかったわけではないのだけど、何というかこのシーンって1幕最後「自由を求めて」と対になってるのかな、って。

自由を求めての途中、グリンダは一瞬エルファバと一緒に行こうとしたけど、思いとどまるじゃないですか。

その時の箒からの離れ方が、この日は何だかやけに印象に残っていて。(自分に言い聞かせているからなのか、割と強めに離れていた)

だから、このとき「あなたなら、やれるわ」と思いを託したグリンダと、「あなたなら、きっとできるはず」と夢を託したエルファバが重なって見えて。

この決断こそが、彼女達を「善い魔女」「悪い魔女」と決定づけてしまったのかな、って。

それは決して悪い意味じゃなくて、お互いが出来る立場から歪められた世界を守ろうとしたり、平和を保とうとしたり……精一杯足掻いた証なんだと思う。

ただの少女だった二人が背負うには、重すぎる運命のようには感じるけれどもね。

それともう一つ。

オズの魔法使いから奪った呪文が載っている本をエルファバがグリンダを託すシーン。

「私にはこれが使えない」と言うグリンダに「だったら、お勉強しなくちゃね」という返し。

これも既視感あると思っていたら、「ポピュラー」のやり取りとなんだか似てるんだな、と観劇後に気付きました。

イメチェンをすることに対して戸惑いを見せるエルファバに「あなた、今変わらなければいけないの!」と説得するグリンダ。

見た目がコンプレックスだったエルファバを変えようとしたグリンダと、考えることが嫌いな(言ってしまえば中身がない)グリンダを変えようとしたエルファバ。

なんだかこの二人って……いいよね~~~~!

先に真実を見たのはきっとグリンダ

もう一つ印象に残ったのは、ダンスホールを抜け出したあとのシーン。

エルファバがネッサの足の事を話したときに「でもそれってあなたの所為じゃないでしょ」とグリンダが言ったところ。

「あなたは自分が悪いって思っているけれど、それって真実じゃあないわね」

グリンダはきっと深く考えるでもなく、ただ思ったことを素直に言っただけなんだろうけど、今まで誰もその事実には気付いていないんですよね。

実は先に物事を的確に捉えていたのはグリンダの方なのかもしれないな、と。

そして、あのラストを迎えてエルファバは「グリンダだけでも、真実を知っておいてくれたらって思うの」と言うじゃないですか。

結局フィエロに、それは止しておいたほうが良いと言われて、グリンダは何も知らないまま物語が終わる訳なのですが。

エルファバに真実を気付かせたグリンダが、最後の事実を知らないのはやはり何度見ても苦しい。

彼女は今、虚構を信じた皆にとっての「善い魔女」……なんて皮肉なんだ。

その他の感想

・「魔法使いと私」で初めて自分の力が認められて、ニヤニヤが隠しきれないエルファバ可愛すぎ。

・ディラモンド先生が最初の授業でレポートを返したとき、ネッサがエルファバに「あまり良くなかったよ~~~」みたいな感じでしょんぼり報告してたの可愛すぎた。

・結論、エルファバとネッサは可愛い。

・何だかんだ、ボックとネッサとても仲良しじゃなかった?2幕どうしてああなった……。

・「ネッサローズに災いを!」で死に繋がるの、災いどころじゃないような気もしてきた。2幕開けてからの流れの方がどちらかと言えば災いっぽい。

・前回と同じフィエロだったんですが、あんなに影の面が濃かったかな……?いや影の濃いイケメンは大好物ですが。

・2階席通路手前ど真ん中。「自由を求めて」でエルファバと同じ視線になります。やばい。

・迫力凄すぎて1回オペラグラス外した。

・グリンダがモリブル先生に言われた言葉で彼女を捕らえるの、かっこよすぎる。

終わりに

初観劇とはかなり違う感想が出てきて、自分でもびっくりしています。

なんとかもう1回、大千秋楽までに見られないかと思ったのですが、流石に無理でしたのでまた次回の再演が決定するのを心待ちにしようと思います。

その前に、映画後編は絶対見に行きます!

それでは!

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