【観劇記録】ミュージカル フランケンシュタイン 備忘録 in 神戸【感想】

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感想

こんにちは、macaronです。

5月も終わり、私のフランケンシュタイン観劇月間も幕を閉じました。

正直やはり寂しい!

フランケンシュタインが終わったという孤独は、やはりフランケンシュタインの再演でしか満たされないのです。

これが……孤独……癒やせぬ痛み……

ということで、今回は神戸で観劇した3公演の感想を書いていきます。

思ったことをばーっと箇条書きでひたすらに書いていくので、いつも以上にまとまりはありませんが、是非ご覧ください。(時系列等もごちゃごちゃです)

それでは、どうぞ!

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キャスト

5/17 あきかず
5/18 こばしま
5/21 あきかず 大千秋楽

感想

5/17 マチネ あきかず

・今期初のあきかず~!やはりこの2人を見ると「帰ってきた……!」という感じがしますね。

・5年前の嬉々としてビクターのために命を捧げて死んでいったアンリはなんだったのか……と思うくらい二人とも大号泣の君夢でした。

・そういや、君夢で拍手ないの初めてかもしれない。……分かるよ。皆アンリの死顔見届けたいよね。私もよ。

・5/4こばかず回で見た君夢でビクターの頭を抱きしめるアンリの構図はなかったように思う。

・その代わり、怪物が誕生した後にビクターが結構強めに怪物の頭を抱きしめていた。

・だから、「♪絶望」で怪物がビクターの頭を抱きしめたとき、「夢の中のぬくもりはこんな感じだっただろうか……?」と復讐を告げながらも何か確かめているように感じられたんですよね。

・そっか、かず怪は闘技場終盤まで割と色んな人の真似をしていて(ひな鳥……)、ビクターに抱きしめられたのが嬉しかったから、同じように抱きついてみたのかな。

・でも力加減が分からなくて、絞め殺しそうな勢いだったからルンゲが殴った→正当防衛でルンゲを殺すという流れか……悲しすぎる。

・「♪偉大な~」のとき、めちゃくちゃビクターが横を向いていて。今まで真正面向いていた記憶しかないのですが、見間違いかな……。

・「さあ呼ぶがいい、俺を創造主と」のあと、アンリの首にキスするビクター。リップ音とても大きかった。

・やはり私は、「見ろ!!!この世界!!」が荒ぶれば荒ぶる程好きです。

・怪物に「アンリ、こっちにおいで」と呼びかけたあと、足が縺れてこけちゃった怪物をしばらく眺めるビクター。スパルタ過ぎる。

・「アンリが再び命を得たんだ」の時のボディタッチ凄かったな。

・どうあがいても人間がマズすぎるかず怪ちゃん……。めっちゃ嘔吐くやんwww

・2幕の手下達が「怪物に食われちまう、先に殺せ」って歌うところさ、絶対人間は食われないって100%断言できる嘔吐き方。

・昨日の夜の説明ソングの「逃げろ、ビクター連れて!全ては僕がやったことにして」のところで、だめーーーってなってるルンゲさん……

・ここ、5年前は「それ、いいアイディア!」みたいな表情してるんですよね。前回のビクター信者サイコパスアンリから、友として研究の行く末を見届けたいアンリになったから、ルンゲも変わったのかな。

・再演の時より、今回の方がアンリとルンゲの仲ももっと深くなっているようで好きです。

・エレンの「まさかあなた、アンリの首が欲しいの?」でうめき声を上げるルンゲ。そうだよね、考えないようにしていたとは思うけど、ルンゲもそこに辿り着いちゃうよね。

・あきビクターは本当に最初実験に傾いているように感じるんだよなあ。

・そして君夢でアンリと対面してそれが崩れ落ち日と、決意を固める日に分かれる。

・あきかずのビクターとアンリが最高なのはそれとして、この日は怪物ーカトリーヌとビクターーエレンに心を奪われてしまって。

・怪物が純粋過ぎれば過ぎるほど、薬入りの水を渡した後のカトリーヌが苦しくて……。

・「♪そこには」で手を取り合って笑っていたのに、笑顔で手を振ってくれる怪物の手を取ることは、もうカトリーヌには許されない。

・「こっちを見ないで、化け物ーーーーー!!!」の前に手を振る怪物がちっちゃく「カトリーヌ……」っていうのもう、泣くでしょ。

・ビクターとエレンは別れがエグい。

・今までのエレンって、回想シーンという感覚が個人的には強かったのですが、朝夏エレンは本当に一生会えない「ビクター、お別れね」で台詞も流れも全部分かった上で涙腺崩壊する。

・このシーンの前に、リトルジュリアが「行かないで、ビクター!」って言うじゃん。そしてエレンとの場面でビクターは「行かないで、姉さん」って言うじゃん?

・置いて行かれる立場というのは、辛いものよね。

・そして、「姉さんは僕を理解しようとしない」と言っていたビクターもまた、エレンを理解しようとしていなかったんだよなあ。失ってから気付く。

・「♪殺人者」の最後、エレンに微笑みかけるアンリはやばいし酷い。

・「ビクターのこと、よろしくお願いします」と言ったのは、そういう意味じゃない。

・再演の時はジュリアに微笑みかけていたような気がするんだけど(それもそれで酷い。)、今回ジュリアはビクターを追って先に捌けてしまうので……。

・酒場がっすっごく楽しい!

・「だけど、君がいるからじゅうぶんさ」でビクターの手を取り跪くアンリ。なんだそれ笑

・ビクター、酒飲みすぎじゃないか?一人ですっごい一気飲みしてるじゃんw

・基本的にかずアンリは人間が好きだし、信じていたいんだろうなあ、と思う。けど、最終的には自分勝手な人間達に絶望してしまう。期待してしまったから余計に反動が大きい。

・なんか、そのループを繰り返しているんじゃないかな、と思うなど。

・「♪傷」の少年がアンリに見えたのは初めてだなあ。

・怪物は、自分を見てくれる誰かが欲しかった。愛情を注いでくれればそれは幸せだけど、それが得られないなら憎しみでも構わない。一番嫌なのは、誰からも必要とされないこと。ひとりぼっちになること。

・ジュリアを殺したとき、ビクターはエレン死亡時より自分を憎んで殺しに係ると思っていたけれど、そうはならなかった。ジュリアの死を嘆き、自分に背を向けたまま「この怪物」と吐き捨てるだけだった。

・だから、この復讐に意味があるのかわからなくなった→「俺も、道に迷ってしまったんだ」

・あの少年がアンリに見えたのは、多分アンリもずっと孤独を抱えて生きてきた人だと思ったから。

・先程の「僕には親がいない、だけど君がいるからじゅうぶんさ」は「君がいる」以前は「じゅうぶん」じゃなかったということなのかなって。「♪ただ一つの未来」で自分の論文を否定するのも、あれがきっかけで多分相当な目に遭ったからだと思うので。

・共通して「孤独」を持つ者として、あそこは怪物とその元になったアンリ(姿形は別として)だったのかな、って。

・この子供が居なくなれば、自分が生み出されることもなく、孤独に苦しむこともない。でも、殺してしまえば、それこそ自分の存在は「無」になる。「意味一つ無い俺の人生……」

・すっごく長くなってしまったけれど、怪物が最期安らかな死顔だったのは、創造主がその目に自分の最期を映してくれていたから、というのが私の結論。

・だからそのためにアンリの声を使ったのかな、と思いました。

・こばかずのときは、復讐完了っぽい感じがしたんだけど、同じアンリの声色を使うにしてもあきかずではまた感じ方が違ったんだよな。

・多分、ビクターのスタンスにもよる。

5/18 マチネ こばしま

・こばしま本当にいい!今制作発表の歌唱披露見返すと全然別人(それはそう)

・芝居のこばビク×歌の島アンリ。

・そして何故か大人っぽい?あきかずより大人びて見える不思議。

・いや、あきかずが割と好き勝手やってるから相対的にそう見えてしまうのかもしれないな。

・「♪ただ一つの未来」島アンリは割と最初の方から、ビクターの実験に興味津々な感じがする。

・あの論文は間違いだった!……そのはずなのに、その理論を完成一歩手前まで再現している科学者が目の前に居る。

・よく考えたらアンリだってド理系人間のはずだから、そこに可能性があるなら試してみたい、その先を見てみたいって思うのは普通なんだよなあ。

・だからかもしれないけれど、島アンリの「全て私がやりました!」はもう、自分の首が使われることを織り込み済みというか。

・死刑判決後、島アンリは連れて行かれるビクターに向かって微笑んでいるんだよなあ。(エレンにかと思ったのですが、このときまだエレンはステファンの方を向いていた。)

・あれは何というか、「あとは任せたぞ」の意味合いが強い気がする。

・ちなみに君夢はおでこ同士をコツンとさせていた。

・酒場での、「もう人殺しでもするしか……」とビクターが言った台詞、本当にビクターが葬儀屋を殺してしまったときに脳内で再生されたと思うし、すぐに頭で筋書きを計算してそう。

・なんでだろう、島くん、あんなにぽやぽやな感じがするのに、彼の演じるアンリはすっっっっごい理系!!!って感じするの。(和樹さんであまりそれを感じたことがない……何故だ……)

・こばビク、本当に棘だらけだな~と思う。

・前も書いたと思うのですが、棘を身に付けることでしか自分を守れないというか……その手段しか分からないって感じ。

・久しぶりにジュリアと対面したとき、一瞬それが崩れかかったのが可愛らしかったな。(手を伸ばそうとしてやめたアレです。)

・だからこそ酒場でのアンリへの心の開き方がびっくりしたというか。

・まあ、アンリはビクターがずっと探し求めていた人だから、それは当然なのかもしれないけれど。

・だとしても、島アンリが「一杯目は憂いをこめ~」でグラスをビクターに差し出したと思ったら引っ込めたり、その後そのグラスをビクターのほっぺたに当てたりしているのに驚いてしまった。

・あ、そういうの普通に受け入れちゃうんだ、ビクター……ってなった。アンリにしか懐かない猫?

・かと思ったら二人で闘牛ポーズやってんの何www

・今までが大人びていたから、酒場で急に年相応になって少し安心した笑

・しかしこばビクはあまり飲み過ぎない方がいい。酔い方がえげつないので。

・怪物誕生後、部屋に戻ってきたビクターが割とベッド近くまで行ってたの少し面白かった。

・近づきすぎたからなのかその後尻餅着くんですけど、そこで笑うんですよね。怪物を見て。その光景がなんだか、「こいつ狂ってやがる」という台詞がぴったり当てはまる感じで。怖かったな。

・島怪物、成長速度がとても速い。知性も割とあって、精神年齢も高い。ただ言葉が出てこないだけという感じ。

・「♪そこには」でカトリーヌが行こうとしたとき、言葉を発さないと行っちゃう……ってなって一瞬慌てている?言葉を絞り出した?のがとても印象的だった。

・何だろう、この時点で島怪物はかず怪物よりも成長しているので、淡い初恋みたいな感じだったのかな?その感情の名前は知らなかったとしても。

・裏切られ、捨てられ、憎しみが強くなる。根底にあるのは悲しさや寂しさなのだろうけど、それが表に出るときは怒りとなって出てくるんだろうな。

・島くんの感情の動き、複雑だからもっとじっくり見たい。2回じゃ足りない。

・こばジャは名古屋に比べてだいぶマイルドになったような気がする。名古屋こばかず回は本当にエヴァ以外言葉が通じないのではないかと思うくらいサイコパスだった。

・あれはかず怪に対してがああなのか、地元ブーストかかってたのかは一生謎。

・そういや、「この実験日誌を見たときは驚いたよなあ?」って手下に聞いたとき、手下の方が「あぁ」って相づちをうっちゃって。「ああ???誰に向かって口きいてんだてめえ!」って怒っておられた。

・その様子を見て、サイコパスじゃない!って安心しちゃった私もどうかと思うけど。

・エヴァと「ハニー♡」「ダーリン♡」と呼び合うやついいな。ラブラブで何よりです。

・そういやルンゲの「質問ですか?命令ですか?」に対して「もう1回言ってみろ」と。その後中々言葉が出てこなくて、考えてるんだろうな~~と思っていたら「とろけるような牛のステーキ一口サイズ 3つ」が出てきて爆笑した。

・本日の前菜リプライズw

・島怪物、怪物としてビクターに復讐するという面が一貫して強かったのだけど、それとは別にもしかしてビクターと友達になりたいんじゃないか、とこの回は感じたんだよなあ。

・あの実験日誌を読んで、島怪物は何を感じたんだろう。

・何故ビクターはアンリの首を使ったのか。何故アンリはビクターの代わりに死んだのか。怪物としての自分には理解出来ないことばかりだけど、そういう相手が自分にもいたなら、もしかしたらそういう気持ちも理解出来たのだろうか。

・多分だけど、私が島アンリをばちばちの理系人間だと感じたからこそのラストシーンの感じ方なのかな、とも思った。

・島怪物の「♪傷」の少年はまたちょっと違って、人間の概念なのなかって。これから自分が怒りや憎しみを抱く相手の総称。

・こばビク、怪物になら殺されても仕方がないみたいな気持ち強めじゃなかったですか?

・というかカーテンコールの小林さんふらっふらしてたように見えたけど大丈夫??

・島くんが頭をぽんぽんしていたのがなんかお兄ちゃんみたいでよかったな。そのまま肩を組んで捌けていくのがまた良い!

・こういうのでいいんですよ!それぞれのビクターとアンリ、一生戦友でいてくれ……と思ってしまったよ。

5/21 マチネ あきかず 大千秋楽!

・舞台は生もの。何が起きるか分からない。それにしてもこの二人の大千秋楽は何故毎回こう色んな事が覆されて置いてけぼりにされてしまうのか。

・と書いたところで、そういや初演の大千秋楽はかきかずだったな……と思うなど。

・本当に、途中までビクターがぼろぼろで打ちのめされすぎていて、これどう落ち着くんだと思ったら大逆転した回だったんですよね。

・「♪ただひとつの未来」とても熱かった。歌い終わりでアンリ、自分の胸に手を当てていた?対等さを保ちながらも、ビクターに対する憧憬が見て取れる。

・「頼んだぞ、友よ」のときにアンリの肩をがしって掴んで引き寄せるビクター、良いな。ていうか、アンリを軽く叩いたときにめちゃくちゃ痛がってなかったか?笑

・「キャベツの千切り おかわり自由。シャンパンを添えて。なんだか、お祝いしたい気分♡」

・なんだかふと、ビクターとアンリって結論として行き着く先は「死体の再利用についての研究」なのだけど、過程ではすれ違っているのかな、と思ったり。

・ビクター:生命を創り出し、自ら人類の創造主になる。

・アンリ:殺すためじゃなく生かすためにある科学の創造主になる。

・これって怪物とカトリーヌにももしかして言える?

・怪物:平和に暮らしたい

・カトリーヌ:自由に暮らしたい

・酒場!!!!なんでこんなにも情緒をかき乱す……。「もう一杯やるか!」でグラスを持ってきたアンリの膝にビクターが寝っ転がるじゃないですか?(いわゆる膝枕)

・複数回見ていると、その膝枕をこの後どのシーンで、どんな状況で再現されるかが分かっているので、もう……もう……っ!!!ってなる。

・ルンゲ「マイクにちゅー、いただきました♡」

・君夢、ビクターの手を握りおでこにコツンとしていた。そしてそのままその手をビクターの心臓へ。

・君夢前の「決めたんだ!!!!」この日とてもよかった。

・二人ともほんとべしょべしょでびっくりした。でも、この曲が輝く程、苛烈であるほど「♪偉大な~」の狂気度が増します。

・この2曲、連続なので相乗効果がエグい。

・歌い終わり、アンリの元に駆け寄るビクターが一瞬ふらついて、ベッドに手をつくの初めて見ました。研究にかける情熱……いや、アンリにもう一度会いたいという気持ちが歌に込められすぎていて……。

・怪物誕生後、傷の縫い目や脈(?)を確認しているビクター。研究者だあ。神戸初日と違って怪物の足が縺れた瞬間に駆け寄っていた。スパルタじゃなかった。

1幕最後のビクター、「友よ許せ、僕の罪だ……」えっ?!なにそれ。「を」から「だ」に変わっただけで鳥肌がすごかった。

・感覚的にすごく刺さったのだけど、どう刺さったか説明してと言われるとそれはとても難しい。

・2幕、ステファンを探しているとき。こばビクは下を向いていて、足跡とか探してるんだろうな~って思うんだけど、あきビクは割と上を向いていて、「怪物探してない???」って毎度思ってしまう。

「♪お前は怪物だ」実験日誌でほっぺ叩くのやばい。好きです。

・ビクターと直接会っている訳ではないんだけど、同じ顔のジャックが実験日誌を読んで「こいつは狂ってやがるな」って言われたところでビクターの亡霊は完成すると思っている。

・よくない「過去」じゃないんだよなあ。今もまだ続いているんだよ。

・「♪そこには」怪物がただただ純粋で、可愛くて、哀しい。

・「鳥のように~」で怪物の腕を掴んでくるくる回るの、とっても可愛い。あれカトリーヌ主導なんだね。怪物びっくりしていた。

・手を離したあと、遠心力で鎖に巻かれて転んじゃうのまで可愛い。

・歌い終わり、向こうにジャックとエヴァが見えてカトリーヌを自分から遠ざけるの、愛でしかない。

・「連れて行きな~」で逆方向に引っ張られて行くときにも「カトリーヌ!」って呼んでるんだね。うぅ……。

・ジュリア/カトリーヌの対比はすごいよなあと思う。何があってもビクターを信じる心が絶対に揺るがないジュリアと、生きるために怪物を裏切ってしまうカトリーヌ。

・でもカトリーヌだって、本当は裏切りたくなかったから水を渡した後の手を取れなかった。「裂かれた心もボロボロだけど」

・自分が受けた行為で裂かれただけじゃない、自分が誰かにすることで心が裂かれることだってたくさんある。

・確かチューバヤ戦の前だと思うのだけど、怪物が全然ジャックを見ずに後ろの手下を見ようとして、そのたびに「俺じゃねーよ」みたいな感じでジャックの方向かされていたの何?

・「チッチキチーのチ!!」は更に何?????

・闘技場最後、あんなに明確にジャックの腕をぎゅっと掴む怪物は初めてで驚いた。いつもふらふら手を伸ばして、掴まれてはじかれる感じだったから。あまりにもぎゅっとするのが強くて、ジャックも今までないくらいの勢いで振りほどいてたのが更に辛い。

・首の関節はめた途端に歌い方変わるの凄い。本当どうやってるの。

・「♪俺は怪物」何度も悔しそうに床をドンドンする怪物。

・「♪絶望」の「来たか、創造主よ~」で一瞬笑みがでるのも、北極でビクターが現れたときに少し笑うのも、ちゃんとビクターが来てくれたことが嬉しかったのではないかなあ?と思っている。

・脳内でアンリの「来てくれたんだね」という台詞が聞こえた。

・ていうか、北極のラスト、怪物がビクターに向かって頷いてませんでしたか?アンリ?アンリなの?

・今回最後の「ビクター」は怪物がわざとそれをしている感がつよかったのだけど、この回はなんか違った。あれはアンリだったのではないかと思う。

・その後の「これが俺の復讐だ」の台詞前に一瞬怪物が首を振ったように見えて。アンリを追い出したのかな。

・怪物が息絶えた後、ビクターも怪物の傍に倒れて天を仰ぐ。そして何回もアンリの名前を呼ぶ。

・怪物を抱きかかえ、その手を天に掲げる。

・今回のかず怪がずっと孤独を抱えていたので、最期創造主に見られながら死ねてよかったし、アンリとビクターはお互いまた再会することができた。

・多大な犠牲をはらったけれども、中核となる3人が全員見方によっては幸せに終わったの、もしかして凄いことなのではないの?

・前回はハッピーエンドだったけれども、かず怪を置き去りにしてのビクターとアンリだけのハッピーエンドだったので。今回は、なんか……お疲れ様でした……という感じ。

・毎回思うんだけど、歌の区切りが難しい。(私の読解力が無いのが原因ですが笑)

・「♪偉大な~」の「神よ!祝福を さもなくば いっそ呪いをかけろ! なにも恐れぬ」ってあるじゃないですか。これって「何も恐れない呪いをかけろ」だと私は感じていて。本来は「呪いでさえも恐れない」という意味合いが強いのだと思うのですが、曲冒頭に「恐怖は胸深く沈めて」とあるので、そう捉えています。

・今から行うアンリを蘇らせるという行為は「神の秘密をひもとき、探り当てる」という呪われた行為だから、呪いには呪いで対抗……みたいな。

・でもラストシーンで歌われる「神よ、俺に呪いを掛けろ!何も恐れぬ!!!」は今度こそ「神がかける呪いでさえも恐れはしない」に聞こえるんだよな。

・アンリ/怪物の度合いや、ビクター側の捉え方によっても変わるのですが、アンリが出てきたことによって、神の秘密を探り当てるという行為が完成した。つまり、勝利宣言になっている構図なのかな、と。

・あと「♪傷」の解釈は毎回変わるので色々と大変です。いつも「一人の男がいた」はビクターを指していると感じていたのですが、この回なぜかアンリを思ってしまった。

・怪物の頭となっているアンリの友達も、空に憧れているのもビクターなのに不思議。「その生き物はどう生きるのか~」辺りってビクターが感じている場面ないな~と考えていたらわからなくなっちゃって。

・怪物が初めてビクターの前に現れたとき、そんな感じの事を言ってたな~(「もっと他に聞くことがあるんじゃないのか?」のあたり)と思ったら、これってアンリが論文書いている時?実験していたとき?(実験してたのかは知らん)に感じていたことなのか?

・だとしたら、「人間への絶望」と強調して言っていたのは、もしかしてその人間の中でも一番自分自身に絶望していたんじゃないの?アンリ。

・今回ばっさり削られた「人は皆自分のことしか考えていません~孤独こそが~」の台詞。これがなくなったことによってそう感じてしまったのだろうか?

・答えが出ないのでもう一度再演しましょう!!!

終わりに

書き切った!なんとか書き切りました!

本当はもっと考えたいこともあるし、音楽や歌詞についての対比?も色々残したいのですが、それをするともっと長くなりそうなので、ここで止めます。

「感想」とはまた違うものになりそうですしね。

余談ですが、大千秋楽の松村さんとそうまさんの挨拶がかなり好きでした。

内容……というよりは、めちゃくちゃカッチリした挨拶をされた松村さんと、劇中曲の替え歌で挨拶をしたそうまさん。何だか、その道で生きてきた人達なんだなあと思いました。

今回も本当に楽しませて頂きました。

でももっと通いたいし、ずっと見ていたいのでまた再演して下さいお願いします。

2027年の10周年公演、楽しみにしています!

それから、音源も下さい……

欲望がないところに行きたい怪物を見てきたはずなのに、こんな欲望まみれでごめんよ。

それでは!

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