【観劇記録】ミュージカル フランケンシュタイン備忘録【感想】

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感想

こんにちは、macaronです。

絶賛お仕事の繁忙期で、イリュージョニストもホリデイ・インも感想を書けておらず……。

が、今回は現在上演中のミュージカル「フランケンシュタイン」と感想を書いていきます。

神戸公演がそこまで迫ってきているので、大枠の備忘録という形で残します。

詳しい感想は、神戸公演後に書きたいと思います!

次からネタバレありの感想になります。

それでは、どうぞ!

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登場人物

マチネ
ソワレ

感想

5月5日 マチネ あきしま

お兄さんだけど弟が隠しきれないビクター×年下っぽさを見せつつ、ビクターと共に並び立ちたいと思うアンリ

今までほぼ同年代で構成されていたところから一変、下の世代が入ってきて印象がかなり変わったな。

あっきービクターがとてもお兄さんに見える。とても落ち着いている。

でもやっぱり「弟」というのがどこか滲み出ている、そんなビクター。

対してアンリは若さ故の真っ直ぐさや勢いを持ち合わせつつ、ビクターの横に立っていたいと落ち着きも見せられる。

面白かったのは、酒場のシーンで喚きながらもそんなに酔い潰れてなさそうなビクターが見られたことかな。

あの場面は、本当は実験が中々上手くいかない事に対しての憤りや焦りを爆発させる所なんだろうけど、年下のアンリを前にして踏みとどまっている感がものすごくて。

あんまり駄目な姿を見せるのを躊躇ってそうに見えたんですよね。(ほら、何だかんだビクターはプライド高そうですし……笑)

そして島アンリ!

久しぶりにこんな純粋に「死にたくない」が見えるアンリを見た気がする。

本当はずっとビクターの隣で彼の研究を支えたい。でもビクターが処刑されるわずかな可能性も残しておけないから、死ぬしかない。

「運命だと思って」はどちらかというと自分に言い聞かせる言葉でした。

あと、二幕の島怪物からアンリの面影をほとんど感じなかったのも衝撃だった。

5年ぶりに観劇することや、役者さんが大幅に変わったことで目が追いついてなかったこともあるのでしょうけど、初めて持った感覚でした。

ちゃんと「怪物」として自我を持ち、成長しているの。

「俺にその男(アンリ)の記憶はない」の台詞がこんなに説得力をもっているのは凄いな。

だからこそ北極での「俺の友達」という言葉が思いがけず出てくる様や、最後の「ビ、ビクター……」にこれでもかと言うほどアンリを彷彿とさせられるのか。

ビクターに生み出されてから今まで、「自分」として生きてきたはずなのに、その自分を構成する首や脳はアンリのものだったのだと急に思い出さされる。

自分の存在はこんなにも曖昧なものなのに、悪意だけはしっかりと向けられているのが余計に苦しい。

というか、名前を呼ばれたビクターの空間が一瞬止まったように見えたの、気のせいではないですよね。

息を引き取った怪物に、「アンリ……っ」と泣きながら近づくビクター。

思った以上にアンリへの激重感情が溢れ出ていて、よくそれここまで隠してこれていたな???って、最後の最後でとんでもない箱を開けちゃった感がすごかった。

感想を見ていただくと分かると思うのですが、色んな所を目で追いすぎて記憶が所々抜けているのですよね。

MIX公演は1回ずつしか取れておらず、最初で最後のあきしまだったのでとても心残りだ~~~!

個人的には少し距離感を感じるペアではあったのだけど、あきこにみたいな大人だからこその距離感みたいなのとはまた少し違うというか……。

でもそれを「年齢差」の一言で片付けてしまうのもまた違うんだよな。(めんどくさいオタク)

もっともっと落とし込みたいペアだった。10周年(2027)の再演待っています!!!!!

5月5日 ソワレ こばかず

ぶっきらぼうかつ高圧的に振る舞う事が自分を守る術になっているビクター×それを理解してまるっと受け止める兄貴肌たまに母のアンリ

小林ビクター、登場した瞬間はすごい可愛いなと思ったけど、話し始めると生意気さが勝つ。

あのテンション、あのタイミングの「祖国に栄光を」は初めて聞いた。

でもあの酒場を見る限り、一旦心を開いたら遠慮無く突っかかるし、甘えるし、かなり年相応の振る舞いになるビクターだなあ。

アンリに無理矢理自分のお酒を飲ませていたり、最後瓶の中身かけてましたよね笑

それも全部受け止めちゃうアンリ、お兄さんすぎる。そしてお酒飲ませるのをやり返していたのは対等さが出ていてよい。

「君の夢の中で」

絶対ビクターの前では泣かないアンリ何?ビクターを引っぺがしてから崩れ落ちちゃうのはずるいでしょ。

(あきしま、こばかず共にお兄さん組がちゃんとお兄さんしているのいいな。)

ギロチン前での表情が初めて見る表情でびっくりした。

死ぬことに対しての恐怖は全くない。恐れているのはビクターを一人遺していくこと。

エレンからビクターの過去を全て聞いているから、また彼を孤独にさせてしまうのが心残りのように見えた。

小林ジャック、かきジャックから下ネタを抜いた狂気ド直球でかなり好きです。

今回も肉体的暴力(こばジャ)と精神的暴力(あきジャ)に分かれるのかな……?

あきしまの時あまり感じなかったのだけど、2020年の最後の方のあきジャは洗脳系入っていてかなり怖かったのです。

そういえば、和樹怪物もアンリ要素少なめだったなあ。(相手によって変わるかもしれませんが)(ほら、前回はアンリが這い出てきていましたから)

創造主に自分を見て欲しい怪物に思えた。それが憎しみや殺意であろうと。

だからジュリアの死後、復讐劇に戸惑っているように見えてしまって。

創造主の最愛の人間を殺したはずなのに、憎しみを自分に向けるどころかこちらさえ向いてくれない。(ここでこちらを見て欲しいという深層心理に気付いたのかな?)

ここからその後の「俺も……道に迷ってしまったんだ」に繋がるのエグい。

あと、最後の瞬間、アンリの声での「ビクター」は多分ビクターへ復讐するための仕上げだったのだと思う。

ビクターの手でもう一度アンリを殺させる。

お前の大切だった男は、ちゃんと俺の中にあった。でももう二度とそいつと会うことはない。

「これでお前も、一人になるんだ」

復讐……完了してしまっているな。

終わりに

とりあえず、ビクターとアンリに関しての感想を急ぎ足ですがまとめました!

本当はもっと語りたい場面もあるし、ここ、こうだったよな~~みたいなのもたくさんある。

そして何より他の方(エレン/エヴァ、ジュリア/カトリーヌ、ステファン/フェルナンド、ルンゲ/イゴール)についても言いたいことありすぎる!!!

(そういや、ソワレのルンゲの筋トレが、遂に研究員さんまで巻き込んでの腹筋になったことは書き留めておきたい)

残すはあと3公演(あきかず×2、こばしま×1)、楽しんできます!!!

それでは!

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