【観劇記録】ミュージカル ビリー・エリオット~リトルダンサー【感想】

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感想

こんにちは、macaronです。

11月2本目の観劇はビリー・エリオット。

がっつりと感想を書く予定だったのですが、時間も経ってしまいましたので、特に気に入っているシーンを挙げて行きたいと思います。

それにしても、やはり子供たちが頑張るお話はいいですよね!

ずっとバレエダンサーとして活躍していくようになるお話だと思っていたのですが、その背景の炭鉱ストだったり、コミニュティのお話だったりがいろいろ絡んできて、想像していたよりもかなり重厚なミュージカルでした。

それでは、どうぞ!

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キャスト

感想

エレクトリシティ

この曲の入り、「上手く言えません。言葉にできない。」で大号泣してしまったんだよなあ。

たった一言だけど、ビリーの成長をかなり感じさせてくれる言葉。

物語の冒頭のビリーは「わかんないよ」「できない」「なんでだよ」が口癖のようにでてきていた。

否定的な「ない」。

でもバレエと出会って、表現することの楽しさを知った。

自分がやりたいことを認めて貰えないときの怒りも知った。

世間の不条理や、好きなことをする自由への憧れも知った。

バレエを通じての経験が全て糧となって、自分の中に核が出来た。

そうして出てきた先程の言葉は、初めての前向きな「ない」だったような気がする。

伝えたいことは自分の中にたくさんあるのに、それを言葉で表すのが難しい。

だから踊るっていうのが、この演目ならではだと感じました。

そしてビリーだけでなく、このシーンはお父さんの表情にも泣かされる。

ここまで、顰め面ばかりだったお父さんでしたが、ビリーが踊り出したときの表情が本当に優しくて。

思えば当たり前のことなのですが、お父さんはビリーが生まれてから、その成長を1番近くで見てきた人なんだよね。

お仕事もあるから、ずっと付きっきりで見守れたわけではないでしょうけど。

それでも、産声をあげたとき、寝返りをうったとき、言葉を発したとき、ハイハイしたとき、立って歩いたとき……そして、自分に初めて反発したとき。

お父さんはその全ての過程を見てきている。

この会場で改めて、試験官の前で自分の思うままに表現する息子を見て、その成長ぶりに自然と零れた笑みのようだった、あれは。

これまでを生きてきた父親と、これからを生きていく息子。

たくさんぶつかりもしたけど、それもあってとても温かい気持ちになるシーンでした。

すべてを忘れること

合格後のウィルキンソン先生とビリーのやりとりも印象的だった。

あれだけ熱を入れて教えていたのに、受かった途端あっさりとさよならを言うウィルキンソン先生。

(実際には、「そうありたかったであろうウィルキンソン先生」の方が正しいかもしれないけれど)

名残惜しそうに、離れがたそうにするビリー。

そして、ビリーに向かって言った「あんたはこれから、5年かけて私が教えたことを全部忘れるの」という言葉。

「1つの事に固執せず、知見を広げて新しいことを吸収して高みを目指せ。ダンサーとしても、人間としても。」

そう聞こえたんだよなあ~~。

背景に炭鉱ストのお話があるじゃないですか。あの人たちが、自分たちの居場所を守るために闘うのもとても分かるから、その間で気持ちが揺れてしまう。

そういや、「もうこの街は終わりだよ」って言ったのもウィルキンソン先生だったかな。

どちらが正しいなんてきっと無いのだろうけど、たまに思い出しては「うっ」となる。

その他感想

・マイケルが好きです。「自分の好きなことをやって何が悪い!」本当にそう。

・子供でも大人でもなかなか言えないことだよ。自分を表現するって、とても難しいもの。

・でも「パパもやってるよ」は笑ったwパパ、ママの服着れるの?笑

・最後のビリーとマイケルの別れも、あっさりしているでもなく、感情的になるでもない。あの絶妙な空気感がとても心地よい。

・カンパのシーンも好きだったな。敵も味方も派閥も超えて、みんながビリーという1人の若者の夢を応援するの。

・おばあちゃんの回想のときの歌もすきでした。

おわりに

気付いたら、観劇してから既に2ヶ月も経って年も明けているという事実。

本当に今更ですし、流石に観劇直後のように細部まで覚えてはいないのですが、とても印象的なシーンが多かったので感想は絶対書きたかったのです。

数年先の未来で、今回のビリーやマイケル達の活躍がまた見られますように。

それでは!

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