こんにちは、macaronです。
世間はもう夏休みですが、私は一足先に旅行に行ってきました。
3年ぶりとなる旅行。最初に行く場所として選んだのは京都です。
以前は毎年のように行っていたので、やはり再開するならここからだよなあ……という。
今回は、
1日目……宇治市(平等院鳳凰堂、対鳳庵、源氏物語ミュージアム)
2日目……京都市(平安神宮、京都御所、晴明神社)
という旅程を組んでいました。
1日目に宇治を選んだのは、以前記事で紹介した「みんたび」さんですごく魅力的なパンフレットを見つけたからです。
写真もたくさん撮ってきたので、一緒に旅行気分を味わっていただければ嬉しいです。
それでは京都1泊2日の旅、1日目、スタート!
平等院鳳凰堂
世界遺産の平等院鳳凰堂。
京都には何回もお邪魔していますが、意外と宇治まで足をのばしたことがなく、平等院鳳凰堂を訪れるのも初めてです。
京都駅からJR奈良線の城陽行きに乗車。JR宇治駅で下車して宇治橋通りを歩いて向かいました。
この通りも抹茶のお店や京料理のお店が並んでいてすごく目移りしてしまいます。
受付を済ませて少し歩くと、赤を基調とした建物が見えてきます。
赤と朱の間くらいの色なのですが、それがまた厳かな雰囲気を出していて良いですね。
それによって上に立っている1対の鳳凰の金色がとても映えます。
真正面から見たときに、鳳凰が翼を広げているように見えることから「鳳凰堂」と名付けられたそうです。
ちなみに現在屋根の上にいる鳳凰は2代目で、初代は平等院敷地内にあるミュージアム鳳翔館に安置されています。(鳳翔館の中は撮影禁止です)
実際にミュージアムに入って見てきたのですが、想像以上に大きくてびっくり!
遠目でもはっきり見えるくらいの作りなのだから、そりゃあ間近で見たら大きいわけです。
実は前から見るよりも、裏側から見る方が近くで見えるのでオススメです。
多少は拡大したのですが、こちらの写真を貼っておきますね。
鳳翔館から出た後に鳳凰堂の裏を通れるので、ぜひ、眺めてみてください。
そしていよいよ鳳凰堂の中へ!
修復に修復を重ねてはいますが、平安時代から残っている部分も多いそうなのでかなり厳重です。
中は色々回るような感じではなく、阿弥陀如来像が鎮座している一室のみ。
藤原道長が別荘として使っていたものを、その息子頼通がお堂にしたらしいのですが、それにしても大きい。
当時の技術を最大限に駆使して作り上げた阿弥陀如来像は、諸説あるものはたくさんあるけれども、実際に平安時代に作られたと判明しているのはもうここしかないそうです。
平安時代からって……1000年の時をこえてきていると思うと感動しますね。
阿弥陀如来様も、その上にある天蓋もすべて手作業で木を削って作っていると聞いたのですが、本当に緻密。
機械も使わずに人間の手だけでこれだけ細かい物を削って作ることができるの、どれだけ気が遠くなるほどの時間を費やしてきたのだろうと考えてしまいます。
ちなみに阿弥陀如来様、立つと5メートル超えらしいですよ……座っていても2メートル超え……
阿弥陀如来様に関して印象的だったのは「この世から命が消えようとしているとき、阿弥陀如来様はその人が一番会いたい人の姿になって迎えに来る」という言葉。
特に何かの宗教を信仰しているわけではありませんが、私が死ぬとき、誰の姿になってくれるのだろう。
先ほど少し書いたミュージアム鳳翔館もとてもよかったのでぜひ行ってみてください。
こちらは平等院への入場チケットを持っていれば無料で入ることができます。
平等院入場料:600円
鳳凰堂内拝観料:300円
対鳳庵
平等院を出て川沿いを南に少し歩くと、お抹茶を点ててくださる対鳳庵さんに辿り着きます。
宇治と言えばみたいなところがあったので、今回の旅程に組み込んでおりました。
実は、「一人だから予約するのも申し訳ないな」と飛び込みで行ったのですが、私の直後に予約が入っていたらしく逆にすみません……となりました。
玄関をくぐって和室に案内されたのですが、待っている間とってもどきどきしていましたね。
なんとなく正座はしていたのですが、それ以外は何をすれば良いのか分からず……笑
お話していいのかすら分からずずっと黙っていたのですが、お茶の先生の方からお話してくださってなんとか緊張をほぐすことができました!
最初に出されたのは練り切り。
こちらは季節ごとに変わるようで、私がお邪魔したときは涼しげな青色の紫陽花でした。
この容器も可愛らしくていいですね。
そして、食べている間に先生がお茶を点ててくださります。
通常お茶会などでは、先に甘味を食べきってからお茶を飲むそうです。
和菓子で甘くなった口の中を、少し苦みの強い熱いお抹茶で流し込むと丁度良いくらいにさっぱりますね。
次にお邪魔するときはもう少し、作法についても学んでいこう。
分からないということに気づけるのも素晴らしい体験になりますし、そこから学んで知識をつけていくと、世界が広がっていく感覚がして楽しいですね。
ごちそうさまでした!
チケットは隣にある宇治市観光センターで購入出来ます。
金額はコースによって様々ですが私は抹茶コース¥1,000でした。
源氏物語ミュージアム
美味しい和菓子とお抹茶をいただいたあとは、少し歩いて橋を渡り、もっと歩いて源氏物語ミュージアムへ。
行くまでの道中、源氏物語の終盤、宇治十帖を題材とした石像があったので写真を撮ってきました。
そして到着~!
展示室に入ってみると、そこは平安時代かと思うくらいの作り込みの凄さ。
こういうの大好き過ぎて鳥肌が立ってしまう……。
常設展示室は2つに分かれていて、一つは先ほどの写真を撮った光源氏がメインの展示室、そしてもう一つは光源氏のお孫さんたちが繰り広げる所謂「宇治十帖」と呼ばれる物語をメインとした展示室です。
写真を撮り忘れてしまったのですが、第一展示室から第二展示室に行くまでの廊下が都から宇治への道を辿るように作られていて、それが本当に素敵過ぎたのです。
山を抜け、橋を渡っていく道中……自分がその道を通って行くような感覚が味わえます。
華やかな第一展示室と打って変わって、第二展示室は少し淋しさを感じるような作り、演出の仕方になっていて、悲恋の面が色濃く出ていると思います。
源氏物語は高校生のときに習った「桐壺」くらいしか分からなくて、最後こんなに哀しいと感じるお話で終わるのにとても驚きました。
以前から、瀬戸内寂聴さんが現代語訳をしている源氏物語を読みたいと思っていたのですが、結局旅行に間に合わず。
先ほどのなんとなく記憶にある「桐壺」を必死に思い出すという……笑
いつか全巻読み終えたら、また行きたいなあ。
物語をほぼ知らない今の私が行っても、最後苦しくなったのだから、全て読破してから訪れたら途中で泣き出してしまうかもしれない……。
現在、オリジナル映像「GENJI FANTASY ネコが光源氏に恋をした」が上映されているのですが、普通に面白かったです。
源氏物語、というよりは作者である紫式部に焦点を当てた映像になっているのですが、普通に見入ってしまいましたね。まあ、恋をする必要があったのかは謎です。
この映像も期間限定なのかな?と思ったのですが、声優陣に藤原啓治さんがいらっしゃるので、結構前からされていますね、きっと。(藤原さんのお名前があると思わなくて別の意味で泣きそうになってしまった)
入場料:600円
番外編:ご飯、抹茶パフェ、ホテル
お昼ご飯:ココニ
旅行と言えば美味しいものを食べるのが醍醐味!
ということで、1日目に食べたご飯、スイーツを紹介していきます。
まずお昼ご飯は「ココニ」さん。
大通りを1つ奥に入ったところに隠れ家的に存在しています。
ここの周囲に何件かご飯屋さんがあったのですが、スペイン料理屋さんだった気がします。(タパスって書いていたのでおそらく。)
スペインは今一番行きたい国なのですが、せっかくの京都なのでこちらのお店へ。
私は「京もち豚の丼定食」を頼んだのですが、後で調べるとスープカレーが有名らしいですね!
でも丼も甘辛い味付けが丁度良くてとっても美味しかったです。
スタジオもやっているみたいで、ステージにピアノが設置されていました。
ミュージックバーみたいな感じなのかな?
HP、載せておきますね。……お洒落なお店だったなあ。
宇治と言えば!伊藤久右衛門、抹茶パフェ
宇治旅行の最後は抹茶パフェ。
大通りの入り口にあったこちらのお店と、辻利本店で迷っていたのですが、辻利の混み具合が凄かったので伊藤久右衛門へ。
いや、こちらもこちらで凄い混み具合でしたけどね……。
30分ほど待って入店。
本当は店頭に広告があった抹茶パフェ氷という甘味をいただく予定だったのですが、この日の分は終了してしまっていたみたいで、通常の抹茶パフェをいただきました。
こちらもすごく豪華です。
抹茶そのものも飲めたし、抹茶を使用した甘味も食べることが出来て幸せな1日でした。
ホテル:ELCIENT KYOTO
ホテルは京都駅を八条口から出てすぐのELCIENT KYOTOさんで宿泊しました。
京都アバンティのすぐを通り過ぎたところにあります。本当に近い……!
お部屋も撮影していいとの事でしたので撮ってきました。
お部屋はそこまで広いわけではありませんが、一人ですし、ご飯を食べるのと寝るだけなのでこれくらいの広さがあれば十分です。
最近、都会のホテルではトコジラミが増えていると聞いたので一応ベッドの裏もチェック。
綺麗でした、安心!
そしてお風呂も思った以上に綺麗。ありがたいです。
まとめ
割と大ボリュームになってしまったので1日目と2日目に分けます!
1日目は本当に初めての宇治を堪能してきました。
ただ、流石に全て回りきることは出来なかったので、続きは次回また訪れたときのために取っておきたいと思います。
夜、ホテルにチェックインしたあと飲みに出かけて、そこの焼き鳥が超絶美味しかったのですが、美味しすぎて逆に写真撮るのを忘れていました。
店名も覚えていないので思い出せない……なんというポンコツぶり!
また次回リベンジします!
ということで、2日目に続く。
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