こんにちは、macaronです。
今回は2025年6月7日、ウィキッドの後に観劇したミュージカル キンキーブーツの感想です。
実は今までタイミングが合わず、今回初めての観劇でした。
なぜもっと早く見ていなかったんだ~~~!って叫びたくなるくらい興奮しっぱなしでした。
次から感想です。
それでは、どうぞ!
キャスト&あらすじ
キャスト
チャーリー・プライス | 東啓介 / 有澤樟太郎 |
ローラ | 甲斐翔真 / 松下優也 |
ローレン | 田村芽実 / 清水くるみ |
ニコラ | 熊谷彩春 |
ドン | 大山真志 |
ジョージ | ひのあらた |
あらすじ
イギリスの田舎町ノーサンプトンの老舗の靴工場「プライス&サン」の次期社長として産まれたチャーリー・プライス。
彼は父親の意向に反してフィアンセのニコラとともにロンドンで生活する道を選ぶが、その矢先父親が急死、工場を継ぐことになってしまう。
工場を継いだチャーリーは、実は経営難に陥って倒産寸前であることを知り、幼い頃から知っている従業員たちを解雇しなければならず、途方に暮れる。従業員のひとり、ローレンに倒産を待つだけでなく、新しい市場を開発するべきだとハッパをかけられたチャーリーは、ロンドンで出会ったドラァグクイーンのローラにヒントを得て、危険でセクシーなドラァグクイーンのためのブーツ“キンキーブーツ”をつくる決意をする。チャーリーはローラを靴工場の専属デザイナーに迎え、ふたりは試作を重ねる。型破りなローラと保守的な田舎の靴工場の従業員たちとの軋轢の中、チャーリーはミラノの見本市にキンキーブーツを出して工場の命運を賭けることを決意するが…!
公式HPより
感想
まず、なんと言ってもあのライブ感に驚いた!
普通に静かに見るものかと思っていたら、客席側の熱気も凄まじくて。
でもあれだけの熱気になるのも分かる。
ローラの登場とか何よりも盛り上がっていたな~。大阪公演を休演していたローラ役の甲斐くんの復帰ステージだったものね。
本当に、体調完全復活でないなかあの役をよくやりきったと思います。(何目線)
今回初観劇でずっとローラのまぶしさに圧倒されていたのですが、恐らくその理由って「Not my father’s son」と「Hold me in your heart」に集約されているな、と思っていて。
もちろんステージ上での彼の洗練されたパフォーマンスやオーラもそうだと思うのですが、そこに至るまでの苦悩や葛藤、父との衝突。
色んな事に悩み、苦しみ、傷ついてそれを受け止めてのあのパフォーマンスだったから。
それらの経験が彼のショーの核となっているだろうし、そこから滲み出るものに私はめちゃくちゃ心をうたれた。
最初からもちろん凄かったのだけど、「Hold me in your heart」でローラとして、そしてサイモンとして父親との気持ちに区切りを付けた後(区切りを付けるというのは少し違うかもしれないけれど)、ランウェイに現れた彼は最高の輝きだったんだよなあ。
だって、冷静になっても「I’m not my father’s son」って直訳すると相当きついよね……。
あーーー、今思い出しても少し泣きそうになってしまう。
ラストカーテンコール捌ける直前の「なりたい自分になりなさい♡」はもうグサグサきてしまった……。
これからも再演され続ける演目だと思うので、次回はもっと色んな場面を見渡せるように頑張ります!
終わりに
全然余談なのですが、この日先に見ていたウィキッドと少し対比しちゃう場面もあって。
チャーリーからニコラへの「君が嬉しそうだからついて行った」みたいな発言(だいぶ違うかも)に、フィエロからグリンダへの「君の幸せが僕の幸せだよ」と自分の気持ちを濁した台詞が重なったり。
(責任逃れすんな、とは思う)
ウィキッドが基本的には戻れない物語(魔法の取り消し呪文もない、決めたことを元にはもどせない)なのに対して、キンキーブーツは、間違ってるって思ったら、また戻ってきてやり直せればいいじゃんと言ってくれる物語。
どちらが良い悪いではなくて、どちらも好きなので困る。
そしてマチソワするとすっごく楽しいのですが、すっっっっごく情報量が多くて頭爆発しそうになるね。
それも楽しかったりするのだけどね!
それでは!
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