10年ぶりに大塚国際美術館に行った日

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社会人になってからずっといつか行こうと思っていた地元徳島の大塚国際美術館にやっと行くことができました。
1度目は高校生の時、2度目は大学生の時。今回で3度目になるのですがさすがに10年も経ってしまうと初めて行くのと同じようなものですね。

元々世界史が好きで、授業中に資料集をずっと読んでいたような人間です。
特に中世~近世は大好きでした。
大塚国際美術館は、入った瞬間に「最後の審判」を持ってきているのがいつ訪れてもずるいなあ、と思います。
エスカレーターを上ってまっすぐ行くと、額縁に入った絵画ではなく壁画がどーん!!!って展示されているの、すごく衝撃を受けませんか?
実際私は泣きそうになりました。大げさかもしれませんが本当です。

本当に膨大な数の絵画がありますが、私のお気に入りはドラクロワの「民衆を導く自由の女神」ですね。すごく有名どころで申し訳ないですが……。
今でこそ「擬人化」というものが一つのコンテンツとして成立していますが、この時代に国を、民衆を導く女神として描いてしまう発想が凄い。
そして舞台を見に行くようになってからは、女神の横にいる少年がレミゼラブルに登場するガヴローシュにしか見えなくなってしまい余計に胸に迫ってくるものがあります。

そして今回もう一つよく見ようと思っていたのが古代。
最近、ゲーテ著の「ファウスト」を読むために簡単なギリシャ神話の本を読んでいたので、それらに関する絵画を見たかったんです。
実際、「いつか行こう」が「よし、行こう」に変わったのもギリシャ神話と丁度とれたまとまったお休みのおかげです。
今まで正直そこまで……だったものが、何がきっかけで興味を持つようになるかわからないので、人生って面白いですね。
結論から言うとあまりじっくりは見れなかったです。
先に全部見て、後から戻ってきてじっくり見ようと思っていたのですが、午後から団体のお客様がたくさん来ておられて混雑具合が凄かったので断念しました。
しかし、「アテナ誕生の瞬間」を見ることができただけでも大興奮だったのでいいです。
また次回に持ち越しということで。もう一度本を読み込んでから再チャレンジしようと思います。

ひとつ疑問だったのが、アレクサンドロス大王のモザイク画ってあんなのでしたっけ??
私の遠い記憶にあるのは大遠征の絵画で、なが~~い隊列の端っこの方にいるのがアレクサンドロス大王!みたいなものだったような気がするんですが。
時代が進むと発見があって変わっていくものなのですね。

今回やり残したこともありますし、また来年お邪魔できたらいいなあと思います。

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