こんにちは、macaronです。
今回は2023年12月16-17日に訪れた和歌山の旅行記録、1日目後半部分になります。
前半の記事はこちらなので、よければ旅の始まりから見ていただければ嬉しいです。
それでは、どうぞ!
純喫茶 リエールさんで小休憩
いきなり休憩からスタートします。
ここまで結構歩いたのと、雨が強くなり少し寒くなってきて、どこかお店に入って休みたいと思ったので、紀州東照宮から玉津島神社へ向かう途中にあったこちらの「純喫茶リエール」さんで甘味をいただきました。
ワッフルのお店と看板に書いてありましたので、プレーンワッフル1択でしょうと思っていたのですが……。
あれ?あれれ?
なんでみたらし団子ワッフルが来ているんだろうね?
ごめんなさい、欲望に負けました!
見てください、この和と洋が織り成すハーモニーを!
ひんやりしたアイスクリームと温かい白玉、甘み薄めのエスプーマホイップにかかる日本人が大好きな甘塩っぱみたらしソース!(確か地元のお醤油を使用されていたはず)
一見アンバランスなお洒落ミントと昔ながらの大きいおせんべいが独特のバランス感で並べられています。
これは頼まずにはいられないでしょう……、私が不甲斐ないせいではないはずですよ。
ホイップとアイスとワッフル、団子を全て少しずつ取り一緒に食べると、途端に口の中に和洋の味が広がります。
ですが邪魔し合っている感じは全くなく、謎に一体感が生まれるこの感じ、大好きです。
そして幸せで一杯になった口のなかを、さっぱりしたコーヒーで流し込み一回リセット。
その繰り返しです。大満足!
雨が弱まるまでいさせてもらおうと思っていたのですが、全然弱まる気配もないままにランチのラストオーダーの時間(15:30ラストオーダー、16:00閉店)が来てしまったので、そのまま退店しました。
すごく美味しかったので、次回来たときも寄りたいです。(でもこの日はお休みでしたが、少し進んだところにミュージックカフェ?みたいなものもあって、そちらも気になっているのです。)
万葉館
雨風が強くなっている中、どうしようか迷いましたがとりあえず万葉館に向かうことに。
かなり薄暗くて冷えてきましたし、進む道、誰もいなくてとても不安だったので、自分を元気づけようと歌いながら歩いたりしておりました(迷惑)
あまりにも誰もいなさすぎて「16:00までじゃなかったよなあ?」と怖くなったのですが、閉館は17:00だったので一安心。
そして、なんとか到着!本当に海沿いの一番端っこにぽつんとあるのです。
中は撮影禁止でしたので、この外観の写真1枚しかありませんが、とっても楽しかったです。
これ、本当に無料で良いの?
展示方法とか、壁に沿って歴史を書いているところとか、なんだか既視感ある……と思っていたのですが。
あれです。7月に訪れた京都の「源氏物語ミュージアム」と同じような感覚がしました。
実際、源氏物語ミュージアムのチラシが置かれていたり、催し物の告知がされていたりしました。
展示物は当時の服装や、お茶碗等の出土品、貴族と平民で実際食べられていた食事を再現したものなどに、詳しく説明が付け加えられたものです。
視覚的にわかりやすいのは本当にありがたいです。
貴族と平民で食べているものが違いすぎて切なくなったり、都勤めの人でも本当に裕福なのは一握りだけと書かれていたり、早朝の出勤ラッシュのことが書かれていたり……。
なんだか少し切なく感じてしまいますね。
偶然ラスト上映に間に合ったので、シアタールームにて「紀伊国の万葉集」を見ることができました。
前半の記事にも書いたのですが、玉津島は当時の都(奈良)の人にとって憧れの地であるということや、天皇達がよく訪れたことなどの説明がありました。
そしてなんと、まさかのここで大化の改新や中臣鎌足が登場。
源氏物語ミュージアムもそうですが、意図せず2023年の旅行総まとめみたいになって一人感動していました。
しかし有間皇子という方を初めて知りましたが、彼の人生が壮絶すぎますね。
このビデオを全て信じるなら、大化の改新で出てきた中臣鎌足や中大兄皇子は、ヒーローになった瞬間悪役になっているようなものですものね。(あくまで有間皇子視点で見ると)
明治維新然り、大きな改革を進めるためには多少強引な手を取るのも仕方がないこと……なんですかね。
ビデオを見終わってあと40分ほど残っていたので、もうしばらく館内を回ることに。
奥の展示で思い出したのですが、今の元号「令和」。
これって万葉集から採用されていること、皆さん覚えていましたか?私は完全に忘れていました笑
その元号を決める元となったページが、開かれていました。
「初春の令月にして、気淑く風和らぎ 梅は鏡前の粉に披き、蘭は珮後の香に薫る」
こちらは、万葉集「梅花の歌」の序文だそうです。和歌ではないので本当はもっと長い文章になります。
元号が変わる当時はそんなに意識したことはなく、「へえ~万葉集か。日本史で習ったな」くらいの認識だったのですが、こう目の前にすると趣を感じられるような気がします。
今までの人生で習ってきたことや吸収してきた知識が、思わぬところで合致することがあるのが凄く楽しいので、こういう施設にお邪魔するのが辞められないんですよね。
さて、間もなく閉館というところで万葉館を後にします。
外に出ると、雨はだいぶ小降りになっていました。
来た道、つまり海岸沿いを歩いて紀州東照宮の前まで戻り、バスに乗って和歌山駅へと戻ったのでした。
夜はお待ちかね、お酒の時間です
和歌浦ではずっと歩きっぱなしだったため、流石に疲れたので少しホテルで休憩。(正直、東照宮の階段のせいで膝がずっと震えていた。それほど滑らないか不安でした笑)
そのあとはお待ちかねの居酒屋巡りです。
何件か調べては行っていたのですが、いつもの通り「一人で予約していない」と言うと断られるところが多くて。(一人で行くのに予約してもいいんでしょうか?大勢でもないので恐れ多くていつもしないのですが……。よければ有識者の方教えてください。)
これは大通りで入るのは無理だなと思い、裏道をぶらぶら歩きつつ探しました。
そして出会ったのが何やら古めかしい外観の「燦々亭」さん。
勇気を持ってドアを開けてみると……誰もいない???
大将が一人でテレビを見ていて、少し不安になりましたが思い切ってカウンターの奥に座りました。
接客から調理、会計まで大将が一人で行っているようです。(そこそこのお年に見えましたがパワフル!)
お刺身はあとで注文しようと思っていたので、とりあえずビールを注文。
メニューを見ていると、最近はあまり食べなくなった「エビフライ」がとても気になったのでお願いしました。
最初は思わぬ貸し切り状態にそわそわしてしまいましたが、大将がとても気さくでいろいろお話してくださったので、緊張もほぐれてすごく楽しめました。
届いたお料理はこちら。
この付き出しも、家庭的で本当に美味しかった。
エビフライはとてもサクサク!うーん、緊張したけど入って良かったなあ。
途中で入ってきたお客さんが食べていただし巻き卵が美味しそうで、私も真似して注文。
甘い系の卵だったので、これは好みが分かれるかもしれません。
合わせた日本酒は「賀茂鶴」。メニューに書かれていた日本酒がこれだけだったのです。
そして念願のお刺身!と思ったのですが、今日は仕入れていないとのこと。
どうしてもお魚を諦められなくて、もう1件行くことにしました。
しかし、これだけ注文して2,500円程だったのが驚き。安すぎます。
いや~良いところ見つけました。また行きます!
そして2件目はもともと調べていたところ「酒屋の酒場」さん。
今日はマグロがどうしても食べたかったので注文。
なんと、炙ってあるものも一緒に来ました!嬉しい。
和歌山の新鮮なお刺身を、和歌山のお酒「黒牛」で流し込みます。オススメしてくれた店員さん、流石!
お刺身を食べ終わった後、お酒が少し残っていたのでもう一品追加することに。
「牡蠣フライ」「おでん」「ジビエソーセージ」の3つで5分くらい真剣に悩んだ結果……牡蠣フライに決定しました。
壁に貼ってあるメニューで「牡蠣フライ、始めさせられました」って書かれているのが魅力的すぎてうっかり頼んでしまったのです。
美味しいお酒と美味しいご飯でお腹も心も満たされて、ホテルに帰宅し、1日目は終了です。
2日目に続く
長かった1日目が終了しました。
和歌浦を巡っただけなのですが、本当に濃い1日だったなあと思います。
実はこの日、いつものようにホテルでスタンドエフエムを収録し、確認で聞き返している途中で寝落ちしてしまったのです。
そして2時頃に目が覚め、コンビニで買ってきたビールとパスタを食べれていないことに気づいてこの時間から大盛りパスタを平らげるという暴挙に出ました。(ビールはお腹いっぱい過ぎて入りませんでした。)
次の日、起きたら大きいニキビができていましたとさ。
2日目の和歌山城巡りに続きます。
それでは!
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