こちらは簿記2級の独学合格を目指すための日々の勉強ログpart2になります。
今回は、
・法人税
・売上原価対立法
・割り戻し
の復習をしていきます。
使用しているテキストは「スッキリわかる日商簿記2級 第14版」です。
法人税
課税所得の算定方法
法人税等を算出するためには、
法人税等=課税所得×税率
という計算式を使用する。
・課税所得……法人税を計算する際に使用する税法上の利益。「益金ー損金」で求める。
※会計上の利益は「収益ー費用」で求める。税法上とは異なるので注意。
実務上は会計上の利益から「益金算入額」と「損金不算入額」を加算し、「益金不算入額」と「損金算入額」を減算する。
→算出した課税所得に法人税等の税率をかけて、法人税、住民税及び事業税の額を計算する。
売上原価対立法
・売上原価対立法……商品の仕入時は「原価で商品(資産)の増加」させ、売上時に「売価で売上(収益)を計上」し、「原価を商品(資産)から売上原価(費用)へ振り替える」仕分け方法。
※簿記3級で用いた「三分法」は「仕入(費用)」、「売上(収益)」、「繰越商品(資産)」の3つ
を用いた仕分方法。
商品を仕入れたとき
原価で商品(資産)の増加させる。
借方 | 貸方 | ||
商品 | 10,000 | 現金等 | 10,000 |
商品を売り上げたとき
売価で売上(収益)を計上し、商品の原価を商品(資産)から売上原価(費用)へ振り替える。
借方 | 貸方 | ||
現金等 | 11,000 | 売上 | 11,000 |
売上原価 | 10,000 | 商品 | 10,000 |
決算時
売上時に売上原価が計上されるので、決算時の仕分は必要なし。
※三分法の場合、決算時に期首商品と期末商品の有高を調整して売上原価を算定する必要がある。
割戻し
・割戻し……商品を多く取り扱ってくれた取引先に対して代金の一部を返すこと。仕入や売上を取り消
す処理(逆仕分け)をする。
仕入割戻しを受けた場合
借方 | 貸方 | ||
買掛金 | 1,000 | 仕入 | 10,000 |
売上割戻しを行った場合
借方 | 貸方 | ||
売上 | 1,000 | 売掛金 | 1,000 |
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