【学習記録】日商簿記2級独学合格に向けて 復習メモ⑤-銀行勘定調整表-

資格試験

こちらは簿記2級の独学合格を目指すための日々の勉強ログpart5になります。

今回は、

銀行勘定調整表

を復習します。

使用テキストは「スッキリわかる 日商簿記2級第14版」です。

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銀行勘定調整表について

銀行勘定調整表とは

銀行から発行してもらった残高証明書と企業でつけていた帳簿の残高が一致しないときに、不一致の原因を特定し、正しい残高になるように調整するために作成する表を銀行勘定調整表という。

銀行勘定調整表の作成方法は3種類

・両者区分調整法:企業の当座預金残高と銀行の残高証明書残高の両方を基準とし、これに不一致原因を加減し、両者の金額を一致させる方法。

・企業残高基準法:企業の帳簿残高を基準として調整し、銀行の残高に一致させる方法。

・銀行残高基準法:銀行の残高を基準として調整し、企業の帳簿残に一致させる方法。

ベースは両者区分調整法となりますので、使用テキストでは両者区分調整法によって説明されています。

実際の処理と修正仕分

時間外預入れがある場合

ex)A社の当座預金の帳簿残高は10,000円だが、銀行の残高証明書の残高は9,000円となっていた。差額の1,000円は銀行で翌日付の入金として処理されていたことにより生じたもの。

A社で入金日に残高を加算するが、銀行では翌日処理のため未入金状態となっていることが原因での不一致の発生。

→差額の1,000円を時間外入金として銀行残高に加算する。

銀行勘定調整表
当社の帳簿残高10,000銀行の残高証明書残高9,000
(加算)(加算)時間外入金+1,000
(減算)(減算)
10,00010,000

時間外入金によって残高に不一致が生じた場合、翌日になれば差異は解消するため、修正仕訳は必要ない。

未取立小切手がある場合

未取立小切手:他人振出小切手で取立を銀行に依頼したにもかかわらず、銀行がまだ取り立てていないもの

ex)A社の当座預金の帳簿残高は10,000円だが、銀行の残高証明書の残高は9,000円となっていた。差額の1,000円はB社の振出し小切手の取立を依頼したが、銀行がまだ取立を行っていないことから生じたもの。

A社は小切手を呈示したときに残高を加算するが、銀行では未処理となっていることにより不一致が発生。

→差額の1,000円を未取立小切手として銀行残高に加算する。

銀行勘定調整表
当社の帳簿残高10,000銀行の残高証明書残高9,000
(加算)(加算)未取立小切手+1,000
(減算)(減算)
10,00010,000

未取立小切手によって不一致が生じた場合、銀行が取り立てると差異が解消するため、修正仕訳は必要ない。

未取付小切手がある場合

未取付小切手:取引先に振り出した小切手のうち、まだ取引先が銀行に持ち込んでいないもの。

ex)A社の当座預金の帳簿残高は10,000円だが、銀行の残高証明書の残高は11,000円となっていた。差額の1,000円はB社に対する買掛金支払のために振出した小切手が、銀行にまだ呈示されていないために生じたもの。

A社は取引先に小切手を振り出したときに残高を減算するが、小切手が銀行に持ち込まれていない(当座預金からの引き落とし処理がされていない)ために不一致が発生。

→差額の1,000円を未取付小切手として銀行残高から減算する。

銀行勘定調整表
当社の帳簿残高10,000銀行の残高証明書残高11,000
(加算)(加算)
(減算)(減算)-1,000
10,00010,000

未取付小切手は、取引先が小切手を銀行に呈示すれば差異が解消するため、修正仕訳は必要ない。

連絡未通知があるとき

連絡未通知:当座預金への振り込みや、当座預金からの引き落としがあったにもかかわらず、企業にその連絡がないこと。

ex)A社の当座預金の帳簿残高は10,000円だが、銀行の残高証明書の残高は11,000円となっていた。差額の1,000円はB社に対する売掛金が当座預金に振り込まれたにもかかわらず、A社に連絡が未達のため生じたもの。

売掛金1,000円が回収されたときに銀行で入金処理をしているが、連絡が未達のためA社では帳簿記入をしていないことにより不一致が発生。

→差額の1,000円を入金連絡未通知として、企業残高に加算する。

銀行勘定調整表
当社の帳簿残高10,000銀行の残高証明書残高11,000
(加算)入金連絡未通知+1,000(加算)
(減算)(減算)
11,00011,000

連絡未通知は企業が処理をしなければ差異が解消しないため、修正仕訳が必要。

借方貸方
当座預金1,000売掛金1,000

帳簿の誤記入がある場合

ex)A社の当座預金の帳簿残高は10,000円だが、銀行の残高証明書の残高は9,000円となっていた。差額の1,000円は、売掛金1,000円の回収を2,000円と誤記入したために生じたもの。

A社が売掛金回収の金額を誤って1,000円多く記入してしまったことが不一致の原因。

→差額の1,000円を売掛金誤記入として企業残高より減算する。

銀行勘定調整表
当社の帳簿残高10,000銀行の残高証明書残高9,000
(加算)(加算)
(減算)売掛金誤記入-1,000(減算)
9,0009,000

誤記入は企業が正しい処理をしなければ差異が解消しないため、修正仕訳が必要。

修正仕訳は①誤った仕訳を取り消す仕訳(逆仕訳)+②正しい仕訳で行う。

誤った仕訳

借方貸方
当座預金2,000売掛金2,000

①誤った仕訳を取り消す仕訳(逆仕訳)

借方貸方
売掛金2,000当座預金2,000

②正しい仕訳

借方貸方
当座預金1,000売掛金1,000

③修正仕訳(①+②)

借方貸方
売掛金1,000当座預金1,000

未渡小切手がある場合

未渡小切手:取引先に渡すつもりで小切手を作成し、帳簿上でも当座預金の減少として処理をしているにもかかわらず、取引先に渡せていないもの。

ex)A社の当座預金の帳簿残高は10,000円だが、銀行の残高証明書の残高は11,000円となっていた。差額の1,000円は、買掛金1,000円の支払のために振り出した小切手が金庫に保管されたままだったために生じたもの。

A社では小切手を作成したときに減少の処理をしているが、振り出していないため銀行では処理が行われず不一致が生じている。

→差額の1,000円を未渡小切手として企業残高に加算する。

銀行勘定調整表
当社の帳簿残高10,000銀行の残高証明書残高11,000
(加算)+1,000(加算)
(減算)(減算)
11,00011,000

未渡小切手は実際には当座預金の残高が減っていないことになるので、当座預金の減少の仕訳を取り消す修正仕訳が必要。

借方貸方
当座預金1,000買掛金1,000

※広告費などの費用支払のために振り出した小切手が未渡の場合は逆仕訳をで取り消すのではなく、未払金(負債)で処理をする。

小切手を振り出したときの仕訳

借方貸方
広告費10,000当座預金10,000

上記の小切手が未渡だった場合の修正仕訳

借方貸方
当座預金10,000未払金10,000

まとめ

・修正仕訳が必要なもの……連絡未通知、誤記入、未渡小切手

・修正仕訳が不要なもの……時間外預入、未取立小切手、未取付小切手

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