【観劇記録】ハリー・ポッターと呪いの子【感想】

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感想

2023年10月21日、ハリー・ポッターの舞台をついに!観劇してきました。

赤坂駅を降りた瞬間から辺り一帯がハリー・ポッターの世界になっていて、専用劇場ってこういうことなのか……!と感動してしまいました。

原作に関しては15年ほど前に友達から借りて全巻読破してはいますが、今回の「呪いの子」については、予備知識ゼロ。

いつもパンフレットであらすじを確認するのですが、それもあまり載っておらず……。

少し記憶を引っ張り出してくるのに苦労はしましたが、楽しめたのでよかったです笑

ただ、炎のゴブレットが割とキーストーリーになってくるので、少しだけでも見ておいた方が良いかもしれません。

それでは、次からネタバレありの感想になります。

どうぞ!

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登場人物

父と子

舞台とか、映画とか……なんでもそうなんですけど、家族関係とか親子関係のお話に私は凄く弱いんだなと、遂に気づきました。

今回もハリーとアルバスの関係性に何度気持ちを持って行かれたことか。

生まれてすぐに両親を殺され、意地悪な親戚夫婦のもとでずっと暮らしていたハリーと、両親も兄弟も揃っているけれど、何かと違いを感じてしまい塞ぎ気味になっているアルバス。

この二人のぎこちなさが見ていて本当にもどかしかった。

ハリーがアルバスに寄り添おうとしても、アルバスの態度に徐々にイライラしてしまって最終的に怒鳴ってしまう。

アルバスはアルバスで、ハリーのイライラを感じ取ってしまって突っかかるような態度を取ってしまう。

「父さんが、僕の父さんじゃなければよかった!」「私だって、お前が息子じゃなければよかった!!」

売り言葉に買い言葉で、流れるように紡がれたこの台詞。文字として書いてるだけでも辛くなってくる。

父親が偉大であるが故に、何もかもが上手くいかない自分に対して劣等感を感じる息子。

両親の記憶がほとんど無いが故に、我が子にどう接して良いかすらわからず空回ってしまう父親。

この二人、最後までに本当に良くなるのか?と心配していたけど、杞憂でしたね。

もともと、この二人は別に嫌い合っていたわけではなくて、なんとか歩み寄ろうとしてもズレが生じていただけだったから。

どんなにぶつかり合っていても、親子の力というのはすごかった。

過去から現代へ助けを求めるシーン。

「パパじゃ分からなく無いか?ハリーにした方が……」というスコーピウスに「いや、パパなら気づいてくれる。書き出しはパパからだ!」と譲らなかったアルバス。

今までどこにあったんだと思うようなこの絶対的な信頼感が、今までの二人のすれ違いを見てきた身からすると、やっと歯車が噛み合ったんだなと感動してしまう。

魔法の演出の凄さとか流れるような場面転換とか、見所はたくさんあるのですが、実は私はこの場面が一番好きです。

今までの伏線がたたみかけるように回収されていくことへの高揚感。

現在と過去を同時に見せる演出。全てが最高すぎました。

そして、冒頭からの二人の関係性。

悩み、苦しみ、ときには感情のままに思ってもいない言葉をぶつけて、そしてぎこちないながらも歩み寄り、理解を深めていく。

この流れが最後のハリーの「今日はいい日になりそうだな」に帰結する。

とても穏やかで、それでいて二人の始まりを思わせてくれるラストでした。

アルバスとスコーピウス

スコーピウスがドラコの息子と聞いて、どんな感じの子なんだろうと思っていましたが、とっても可愛くてびっくりしました。

みんなが「ヴォルデモートの子」だという噂を信じているから遠巻きにされているだけであって、実際はとても友達思いでちょっぴり臆病。そして何より面白い。

正直ドラコが今までマグル出身や純血以外を見下すような態度を取っていたのは、父親であるルシウスの影響が大きいと思っていて。(ナルシッサがどうなのかはわからない……。また原作を読み返します。)

謎のプリンス~死の秘宝では、ヴォルデモートの思考や思い描く世界に、疑問や恐怖を抱くようになっていたかなと記憶しているので、そこでの経験でいろいろ断ち切れたのかなと思っています。

だからこそ、スコーピウスはのびのび……とまではいかないだろうけれど、できる限り純血とかそういったものに縛られないで、育ったんだろうな。

さて、今回の「呪いの子」は色んな関係性に焦点が当たりますが、一つは先ほどの「親と子」。

そしてもう一つは「友情」。

ハリーがロンやハーマイオニーと出会ったように、アルバスはスコーピウスと出会った。

一緒に授業を受けたり、お話したり、時には喧嘩をしたり、そして(ハリーも驚くほどの)無茶をしたり。

正直、アルバスがスコーピウスに向かって「君がいなければ上手くいったんだ!!」みたいな感じのことを言ったとき、この台詞に凄く爆発力を感じてしまって、これはハリーの息子だわ……となってしまったのですけど。

その後の「でも仕方ないから一緒に来て」で、アルバスにとっても唯一無二の親友なんだろうなあと感じ取れたし、この素直じゃないアルバスが、彼のことを「大切な存在なんだ」と素直に言えるようになったのには、胸が熱くなった。

スコーピウスはスコーピウスで、アルバスが一番大切なのが凄く伝わってくる。

ハリーやアルバスがいなくなった世界線から本来の世界線を取り戻したとき、感極まってアルバスに抱きつくシーンは号泣してしまった。

それまでずっと、アルバスの「こうしよう!」っていうのに着いていっていた彼が、アルバスを取り戻すために初めて一人きりで奮闘したのに成長を感じた。

先ほど、過去から現代へ助けを求める場面がとても好きと書きましたが、あの場面のアルバスとスコーピウスの掛け合いは、これらの過程があって、その中で成長していったからこそ起こりえたことだろうし、それを見てきたからこそ私たちも高揚感を感じられる場面となったのかな。

途中、ハリーはアルバスを守るために彼をスコーピウスから引き離そうとしたけれど、そしてそれもハリーがアルバスを思ってのことだと分かってはいるけど。

それでも、友情は誰かに決められるものでもなければ、縛られるものでもないと、ふとそんなことを思ったりしました。

どんな英雄も、ただの人間でしかない

最後に、もう一つ印象に残った場面の感想を。

それはもちろん、ラストの闘いです。

それぞれの道を進んでいた子世代が、あそこで一人の敵(敵、という言い方が正しいのかは少し疑問ですが)に向かって協力するのは熱い。(ここでは、子世代はハリーたちの事です。)

そして闘いの後、現在を変えないためにヴォルデモートにジェームズとリリーを殺させ、それを見守るシーン。

自分の両親が再び殺される姿を目の前で見せられ、それでも何も出来ないハリー。

ジニーとアルバスに支えられてなんとか自分を保とうとするけれど、そんなことが出来るはずもなく、涙を流しながら崩れ落ちてしまう。

ジェームズとリリーの絶叫は、全て後方から音声で流れてくるのみなのですが、それでも辛い。

辛かったのですが、この場面をハリーとアルバスが見る事にはすごく意味があったのかな、と。

アルバス側から、今までハリーに言ってきた言葉がこのシーンには全て詰まっていて。

「親がいない自分の可哀想アピール」「カビ臭いブランケット」

そして横には、怖いものなど何もないのだろうと思っていた「英雄」である父親の泣き崩れる姿。

周りから絶大な信頼を寄せられているハリー・ポッターという存在も、実は自分と同じく人から生まれて育ってきた、ただの一人の人間なんだと、やっと腑に落ちた瞬間だったように感じました。

それにしてもここは、ポッター家にしか注目できてないので、次回見に行くときはウィーズリー家、マルフォイ家にも注目したいところではある。

その他感想

トピックにするには少し短い感想などを箇条書きで書いていきます。

・場面転換が優雅で本当に凄い。

・音楽がとてもミュージカルっぽいのですが、これは舞台なのでもちろん歌わない

・大貫ハリー、アルバスに対して向き合おうとするのに全てが少しずれていて空回っているの可哀想可愛い。でも怒るシーンは普通に怖かった。

・ていうか、大貫さんムキムキすぎないか……?

・ハリーどころか、マルフォイもめっちゃガタイがよいのだが。

・デルフィー、若く見えたからアルバスたちと同年代と思いきや、割と年上の設定なのね。まあ確かにそうでないと両親二人とも死んでるから時間軸合わなくなるものな。

・ダンブルドアとスネイプ、マクゴナガルとアンブリッジ、この表裏の関係のような人を同じ役者さんが演じるの、凄く良い。

・ハリーとドラコの一騎打ち(?)よかったな。お互いもう嫌い合ってるわけではないんだろうけれど、友達というわけでもない。ああいうやり方しかできないんだろうな。

・そしてやはり母は強い。ジニーが一番かっこよかったぞ。

・スネイプ、ロン、ハーマイオニーの共闘は熱すぎないか。

・ロンとハーマイオニーがディメンターのキスを受ける場面、ある意味で二人の結婚式に見えてしまったんだよね。真ん中にもディメンターいたし。

・二人がセドリックに会ったときさあ……。たとえあれだけでも伝えられて良かった。

・二幕明けのアンブリッジ、盆が回ってるなかスタスタと歩いて机に辿り着くのかっこいいな。役者さんの体幹本当に凄いよねってこういうの見ると思う。

・ハリーとハーマイオニーがマクゴナガル校長に怒られているシーン、とっても好き。いつまでたっても教師と生徒の立場は変わらない。

・マートルがとてもマートル。

・ローズもなかなか素直じゃないけど、そのうちアルバスやスコーピウスと3人でつるむようになりそう。

・代々スリザリンだったブラック家のシリウスがグリフィンドールに入ったように、代々グリフィンドールだったポッター家のアルバスがスリザリンに入るんだな。

・まあ、元を辿ればメインキャラは大体ブラックの血が流れているよね。いつか家系図また頑張って書きたい。(私はシリウス、黒兄弟推し)

・魔法の演出とっても凄かったんだからさ!守護霊ももう少し作り込んで欲しかったな……なぜ頭だけ……

・汽車内売り子さん、まじで怖かった。最後自害するんじゃないかと思う程の絶叫だったな、アレ。軽くトラウマになってしまう。

・しかし、ジェームズやシリウス、ジョージやフレッドも阻止されてるのにアルバスとスコーピウスが脱出出来たのは凄いな。

おわりに

最初上演時間を確認したとき、長いけど大丈夫かな……と心配だったのですが、全然問題なかったです。一瞬で過ぎ去ってしまった。

2024年1月からまた石丸幹二さんがハリーに戻ってくるみたいなので、そのときにもう一度観劇したいなと思っています。

そして、やはりハリーポッターの知識が無いと本当に置いて行かれる演目だなと感じたので、復習します!今文庫本にもなってますよね?買って読みたいと思います。

次回行ったときはカフェにも寄りたいなと思っているので、もし行けたらそちらもブログに書きますね。

それでは!

大貫ハリーと藤木ハリー
アルバス、スコーピウスのキャスト
劇場内で販売していたドーナツ。他にも色々ありました!

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